痛みがないこともある…血尿から考えられる病気

お手洗いに行ったら真っ赤な血尿。
それだけでもびっくりですが、気になるのはそれがどんな病気なのかです。

血尿が出るまでに症状はあったのか、あったならそれはどんな症状だったのか。
血尿を見てしまうと頭の中をグルグルと色々なことを考えてしまいますが、1度冷静になって血尿から考えられる病気を見てみましょう。

どうして血尿が出るの?

尿は腎臓というろ過装置を通ってから、外に排出されます。
腎臓は血液や栄養素をろ過装置の中で精製する役割を担っています。

血尿の多くはこの腎臓に問題があるといわれており、腎臓が正しく機能していないことで血尿が出てしまいます。

その他の原因として、腎臓から尿が排出される出口までの道に問題がある場合もあります。
どちらにせよ内臓が病気であることのサインなので、血尿が出たことを軽視するのはよくありません。

血尿に伴う症状は?男女で違いはあるの?

腎臓は内臓の中でもとっても重要な場所でありながら、沈黙の臓器と呼ばれるほど症状が末期になるまで出ないことが多いです。
そのため血尿は腎臓からのSOSのサインであり、1度くらい大丈夫だろうで放っておくと命に関わることになってしまいます。

とはいっても沈黙の臓器なので、とても気付きにくいのが特徴です。

そこで血尿に伴う分かりやすい症状として【足、手、顔がパンパンに浮腫む】ことがあります。

腎臓はろ過装置の役割なので不必要な成分を体から排出してくれているのですが、体の水分量を一定に保つ役割もあります。

このろ過と水分量のバランスが上手くできていないと体の様々な場所が浮腫んできます。

また尿が泡立つ、赤褐色調の尿が出るのも特徴的です。
特にお腹が痛くなったり食欲が無くなることがないので気付きにくいのですが、体がよく浮腫んだり尿が赤色っぽかったりした場合には腎臓の病気を疑った方がいいでしょう。

腎臓から排出された不要な老廃物は【クレアチニン】と呼ばれ、尿からクレアチニンが検出される量が多ければ多いほど腎臓の役割がきちんと果たされていないことになります。

腎臓の検査ではしばしこのクレアチニンの濃度を測ることになるのですが、男女で差があり、また数値が半数以下にならないとはっきりとした結果を出せないという欠点があります。

症状に男女で差はないので、思い当たる症状があれば病院に行くのが賢明です。

血尿が出たらまず疑う病気はなに?

浮腫みを伴う血尿で最初に疑われる病気は【急性腎炎・慢性腎炎・ネフローゼ症候群・腎不全など】です。

そして腎臓が役割を果たしておらず、必要栄養素であるタンパク質も血尿と一緒に排出してしまっている場合があります。

タンパク質も一緒に排出してしまう血尿から考えられる病気は【糖尿病性腎症、肥満関連腎症、糸球体腎炎、ネフローゼ症候群など】です。

むくんでいないから大丈夫、検査でタンパク質は出ていないから大丈夫、ではなく、腎臓の病気は放置すればするほど悪化し、そして治療が困難になります。

血尿自体が腎臓の異常事態なので、必ず近日中に検査を受けましょう。

血尿は腎臓からのSOS!きちんと検査を受けて早めに治療をしよう
沈黙の臓器である腎臓は体になくてはならない大切な臓器です。
摘出しても生きてはいけますが、様々な問題が伴うことになります。
日頃から人間ドックなどの検査をすることを心掛け、腎臓からのSOSを見逃さないようにしましょう。