小便を出すことに問題がある症状(排尿困難)とは何ですか?

排尿困難とはどういった病気なの?

排尿困難はおしっこを出すことに問題がある症状を指します。例えば次のような症状があります。

・おしっこに行ってもすぐに出ないとか出にくい
・おしっこの勢いが弱い
・おしっこが少しずつしかでない
・おしっこのキレが悪い
・おしっこが終わるまで時間がかかる

症状が重くなると尿が全くでなくなります。これを「閉尿」と呼びます。

排尿困難にはおしっこが終わったあとも残尿感があることも多いです。おしっこをしたあと下着をつけてもチロチロと漏れている深い症状を伴うこともあります。これは「排尿後尿滴下(はいにょうごにょうてきか)」と呼ばれます。

このような排尿困難の症状は膀胱の収縮障害や尿道の通過障害によってもたらされています。通過障害は尿道にトラブルが起こっていておしっこの通過がスムーズにならない場合です。典型的な病気は「前立腺肥大症」です。それ以外には「尿道狭窄症」や「尿路結石」の障害が疑われます。

排尿困難をきたしている原因は何なのか?

排尿困難は(1)通過障害と(2)膀胱収縮障害によっておこります。通過障害は膀胱から尿道への尿の通過が妨げる場合です。膀胱収縮障害は膀胱が上手く収縮しない場合です。一般的な二つの疾病について説明しておきましょう。通過障害で一番頻度が高いのは「前立腺肥大症」です。膀胱収縮障害は男性にも女性にも起こり神経因性膀胱で起こります。

前立腺肥大症とは?

精液を作る働きをする臓器で膀胱の出口付近になるのが前立腺です。尿道は前立腺の中を通っています。前立腺が肥大すると尿道を圧迫し、その結果として排尿困難になります。

おしっこが細くなったり勢いがなくなったり出始めが遅くなったりお腹に強い力を入れないとおしっこが出なくなるなどの症状がみられます。残尿感を感じたり一回のおしっこの量が減るので頻尿になります。

神経因性膀胱

おしっこを膀胱に溜めたり排出するのは自律神経の機能によります。こういった機能が何らかの理由でトラブルになると排尿や蓄尿が上手にできなくなります。これが神経因性膀胱です。

これまで無意識に出来ていた排尿が自分の思う通りにできなくなります。その結果として排尿困難・失禁・頻尿などのトラブルになります。残尿も多くなり尿路感染症や尿路結石ができやすくなります。ひどくなると腎機能障害になったりします。

排尿困難になった自覚症状があれば泌尿器科に相談するといいでしょう。